人の内に潜む「光」と「影」

こんにちは。
Bloody Mary心斎橋店の中島です。

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
本日の皆様のBloody Maryコーデはどんなスタイルでしょうか。
お店に来ていただくお客様には、いつもその独創的なスタイリングに驚かされます。
私達スタッフでも「その合わせって素敵ですね!」と気付かされる事ばかり・・・
やはり独自の世界観で25年以上続いているブランドは奥深いなぁと思います。


サムネとタイトルでピンと来た方はBloody Mary上級者、そう今回は「ARKADIA」を取り上げます。

こちらのコレクション発表は2012年、1年を通して第1章~第3章までのストーリー連結が特徴となりました。
今回は細かい章毎のストーリーを紐解くというより、このコレクションの大テーマを総括して、
少し作品もピックアップして振り返るという主旨です。

「ARKADIA」のストーリーの冒頭部分、「かつて神は人を創った」という文言。
これがこのコレクションの世界観とメッセージをほぼほぼ表しています。
神という存在を肯定している前提ですね。

私達人間は神が創造したものだと。
そこから永い時間をかけて人間は子孫を増やし繁栄を繰り返しました。
そして人々はいつしか自分達を創った神を忘れ、自分達の希望として「架空の神」を創り上げました。
神に創られた人間が神を創るという・・・何ともこれが・・・人知の果てなのか、はたまた愚かなのか。
Bloody Maryのこういう不可思議かつ考えさせられるテーマが個人的に大好きです!

そしてARKADIAのストーリーはこう締め括られています。「そこは光と影が入り混じる世界・・・」

この「光」と「影」とは、それぞれ一体何を指しているのか?
解釈はこうです。
「光」・・・神  「影」・・・人間に創られた神
「光」・・・神  「影」・・・人間
「光」・・・自然(神)  「影」・・・人工(創造物である神)
一体、どちらが尊くてどちらが醜いのか。もしくはその概念すら違うのか。

ある種、今を生きる私達に対する「皮肉」にも取れる非常に深みのあるメッセージ性を感じます。

ここからは作品をピックアップ。

フェイスリング ¥40,000(税込:¥44,000)

ARKADIAではほぼ全ての作品に「十字架」のデザインが取り入れられています。
それは天からの光の道筋を表していて、神のシンボルとして表現しています。
こちらのリングは人々が神を崇拝する気持ちをゴシック調デザインで表現しています。

ネメシスペンダント ¥90,000(税込:¥99,000)

人間の神への冒涜に対する憤りをイメージした、厳かにも禍々しくも見えるペンダントトップ。
心斎橋店では海外のお客様にも非常に人気が高い作品です。

サレムバングル L ¥80,000(税込:¥88,000)

人々が祈りを捧げる場所、教会の美しく華やかな装飾をイメージしたバングル。
世界観や哲学的な事ばかり語りましたが、こちらの作品然りARKADIAコレクションの全ての作品は
デザイン性やフィット感も秀逸であり、根強いファンの方も多く、シンプルに装飾品として評価が高いです、
作品を身に付ける時にそのストーリーも合わせて知っていると、より着用時のモチベーションが変わってくるかも知れません。
Bloody Maryの面白い部分です。

先程「光」と「影」について触れましたが、実は作品自体にもそれが直接反映されています。
今回ご紹介した作品達をスクロールして見返してみてください。
「燻しと鏡面のコントラスト」により「光」部と「影」部を表現していて、どこまでも作品作りが丁寧なブランドだなと思わせてくれます。

今回はこの辺で。ではまた。

※価格はすべて2025年9月30日時点のものです

※Bloody Mary心斎橋店(Beyond Coolキャッスル2F)・原宿店では魅力的な作品たちだけでなく、
その店装・雰囲気もブランドの世界観を重視した異世界空間を楽しんでいただけます。
メンズ・レディース問わず、1つのアクセサリーブランドが成す世界観を是非皆様ご堪能くださいませ。

  • Bloody Mary 心斎橋店

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